光と影
words&music: yuko hanai
すべての残像は
空の傷口のように
口を開けて
のびてゆく影と
虚ろな空しさでそれは
雲っている
鮮血にまみれたまま
小さな息を数えた
肉と皮を剥いで
そっと
這わせて
いた
曖昧を隔てる
光と影の隙間に溺れた
魚が言った
“快適の日常は右を左へと変えて眩ましてく”
世界を奥で統べているものが見たいとおもった
無力な塊がただ
落ちて
いた
すべての残像は
空の微笑みの下に
還ってゆく